佐賀県唐津市の高田電機(株)では、清掃活動に積極的に取組むことを会社の方針として定め、会社前の道路や歩道の清掃を毎朝始業前に行なうほか、毎月1回「近隣清掃の日」を定めて、会社周辺の生活道路やカーブミラーの清掃、空き缶・吸い殻拾いなどを行なう活動を約30年間にわたり継続するなど、地域の環境美化に貢献しています。
毎朝の、会社前の清掃は、社内を3班に分けた当番制で、1班約10名のメンバーが、始業前に30分間行なっています。また、毎月1回の「近隣清掃の日」は月初めの月曜日に設定され、全社員が会社付近の住宅地域でゴミ清掃、カーブミラーの清掃、空き缶・吸い殻拾いなどを行なっています。
さらに8年ほど前からは、毎年8月4日の「はし(橋)の日」に、市内の観光名所、唐津城を訪れる観光客に良い思い出をつくってほしいと、城下の舞鶴橋、城内橋などを清掃する活動を、地元の建設業者と協力しながら行なっています。
毎日取組を続けていると、道行く人から挨拶の声が掛かることも多く、また、歩行者やドライバーの目を引く効果か、以前に比べ散らかったゴミや吸い殻なども減ったようで、同社の清掃活動に対する周囲の認知は確実に広がりつつあります。
これまでの活動実績が評価されたようで、地元のNPO「唐津環境防災推進機構 KANNE(かんね)」から同社に、虹の松原(玄界灘に面した、“日本三大松原”のひとつ)の再生・保全活動参加への誘いがあり、今後は同地の清掃活動にも取り組んでいく予定です。