同社の社長は釧路地域工業振興協会の副会長職、および釧路鉄工協会の会長職を務めています。釧路鉄工協会には4年前に青年部が発足したのですが、そのとき同社の社長は、この若手たちを「メイド・イン・くしろ」の活動に巻き込んで、子どもたちにものづくりを体験する機会を提供したい、と考えました。これが第9回「メイド・イン・くしろ」の鉄工・鉄骨分野のものづくり体験コーナー向けイベント「アルミ製カブトムシの模型製作」及び「鉄骨製のミニチュア神社づくり」として実現します。
アルミ製カブトムシの模型は、鉄工協会青年部所属のプラント会社の技術者の設計による、アルミ板製のオリジナルキットを5o程のビスネジで止めながら組み立てていくものです。このイベントは、小さな子どもでも、青年部のメンバーに手伝ってもらいながらカッコいいカブトムシが作れるとあって大人気!2日間の日程の初日が終了した後、翌日の参加可能人数を増やすために、急遽追加のキット作成を行なうほどの盛況でした。
同社では引き続き鉄工協会の仲間とともに、このような体験イベントに積極的に取り組んでいく予定です。今後はITを絡めたゲーム的な要素、例えば、子供たち自身がパソコンやゲーム機で簡単な図面を引いてみる、といった内容を加えてみてはどうかと考えています。これによってさらに興味が拡大し、多少なりとも業界への理解や、業界に入職したいという意向が高まれば…と期待しています。なお、同社では子どもたちの育成につながる関わる取組みとして、釧路動物園へのオランウータン用の檻(おり)の寄贈も行なっています。